◎ GBOPERAのレビュー Milano, Teatro alla Scala: “La Bohème”(2012年10月8日の公演)が出ました。グリゴーロのロドルフォは、歌唱演技共に高評価です。
『ヴィットリオ・グリゴーロは、若くて活気のあるロドルフォだ。ローマ育ちのテノールは、プッチーニのスタイルにまだ未熟かもしれない、実際、最高音にいくらか強引に持っていくが、発声(法)は、正しく(音域のパッセージのコントロールは最高に良い)、良いマスケラと魅力的なティンブロがある。生来, グリゴーロは、表現力に富んでいるが、時々、限度を超えて、観客の共感を得ようと努める、しかし、それは、もっと控えめなさじ加減が必要だと思う。ささいなことを別にして、彼のパフォーマンスは、あらゆる観点から、非常に良い結果を得た。』
Rodolfo VITTORIO GRIGOLO
Schaunard MASSIMO CAVALLETTI
Benoit DOMENICO COLAIANNI
Mimì ANGELA GHEORGHIU
Marcello FABIO CAPITANUCCI
Colline MARCO SPOTTI
Alcindoro MATTEO PEIRONE
Musetta ELLIE DEHN
Parpignol CRISTIANO CREMONINI
Direttore Daniele Rustioni / Maestro del Coro Bruno Casoni
Regia e scene Franco Zeffirelli (regia ripresa da Marco Gandini
Costumi Piero Tosi (ripresi da Alberto Spiazzi)
Allestimento del Teatro alla Scala
◎ 多分10月4日のレポートだと思いますが、グリゴーロのロドルフォは、すばらしかったそうです。
「.....全幕を通して、何度もオーケストラは、声より優位に立っていたが、あのロドルフォ役のヴィットリオ・グリゴーロの安定してすばらしく際立った声は別格だった。......実際、グリゴーロは、ちょっと歌っただけで観客の心をつかんだ。そのことは、最も有名な"Che gelida manina" への大喝采で裏付けられる。」(全文はこちら)
右の写真は、ムゼッタ役のプリティー・イェンディPretty Yendeのfacebookからもらってきました。
◎9月28日はアグレスタ、4日はゲオルギューのミミでした。アンジェラ姉さん、写真をいろいろアップしてくれてありがとう.....4日のカーテンコールと公演後の写真をゲオルギューのフェイスブックからもらってきました。
ゲオルギューは二人のロドルフォについて、「ヴィットリオ・グリゴーロは素晴らしくて情熱のかたまり、イタリア人ね。ピョートル・ベチャラはとてもロマンティック。両方とも素晴らしい声だわ。」とインタビューで語っています。オペラフォーラムで、28日の公演について「マリア・アグレスタの力強さ、フレージング、ピアニッシモに感動した。ヴィットリオ・グリゴーロは情熱的で生き生きと歌った。」とコメントがありました。若い指揮者ダニエレ・ルスティーオーニの評判もいいようです。
9月26日から10月26日までミラノ・スカラ座では1963年から上演されているフランコ・ゼッフィレッリの「ボエーム」が始まりました。ロドルフォはヴィットリオ・グリゴーロとピョートル・ベチャラの二人、グリゴーロは9月28,10月4, 8, 12日と4公演、あとの7公演はベチャラです。
初日には、フランコ・ゼッフィレッリ(Franco Zeffirelli, 1923.2.12 - )が舞台際の総監督の席に居たとか....リハーサルにも立ち会ったんでしょうか....右の写真のように痩せていますが元気そうです。
プレミエは、ゲオルギューのミミとロドルフォはベチャラだったんですが、24日のグリゴーロとのドレスリハーサルの写真がゲオルギューのfacebookにたくさんアップされています。そこから数枚もらってきました。グリゴーロもfacebookで、24日のドレスリハーサルは僕にとってのプレミエのようなものだった....素晴らしいチームの「ボエーム」だよ.....と報告しています。
スカラ座は、オペラ歌手にとっては、やはり特別な場所のようで、ゲオルギューも、皆によくスカラ座なんかに出るわね、あんな怖い所に...みたいに言われると言っていますし、グリゴーロも「スカラ座は、他の劇場とはちょっと違う....(観客の)要求が厳しくてなかなか満足してくれない」というようなことを言っています。グリゴーロは今晩、28日が初日ですが、彼自身にとって満足のいく公演になればいいと思います。
シーズン発表からキャストがちょっと変わったり、日程が変更になっていますが、ロドルフォはグリゴーロとベチャラ、ミミは4人でシェア、ゲオルギュー、ネトレプコ、アグレスタ、ハルティッヒ.....グリゴーロは、ネトレプコ以外3人のミミと共演します。
9月28日:マリア.アグレスタ Maria Agresta イタリア、サレルノ出身 メゾからソプラノに転向
10月4,8日:アンジェラ・ゲオルギュー Angela Gheorghiu 1965.09.07- ルーマニア
10月12日がアニタ・ハルティッヒAnita Hartig 1983年ルーマニア
関連記事:
ミラノ・スカラ座 2011-2012シーズン発表( 2011.4.15 Teatro alla scala) ☆ リゴレットはLuc Bondyの新演出からGilbert Defloの旧演出に(2012.5.3確認)
『ヴィットリオ・グリゴーロは、若くて活気のあるロドルフォだ。ローマ育ちのテノールは、プッチーニのスタイルにまだ未熟かもしれない、実際、最高音にいくらか強引に持っていくが、発声(法)は、正しく(音域のパッセージのコントロールは最高に良い)、良いマスケラと魅力的なティンブロがある。生来, グリゴーロは、表現力に富んでいるが、時々、限度を超えて、観客の共感を得ようと努める、しかし、それは、もっと控えめなさじ加減が必要だと思う。ささいなことを別にして、彼のパフォーマンスは、あらゆる観点から、非常に良い結果を得た。』
Rodolfo VITTORIO GRIGOLO
Schaunard MASSIMO CAVALLETTI
Benoit DOMENICO COLAIANNI
Mimì ANGELA GHEORGHIU
Marcello FABIO CAPITANUCCI
Colline MARCO SPOTTI
Alcindoro MATTEO PEIRONE
Musetta ELLIE DEHN
Parpignol CRISTIANO CREMONINI
Direttore Daniele Rustioni / Maestro del Coro Bruno Casoni
Regia e scene Franco Zeffirelli (regia ripresa da Marco Gandini
Costumi Piero Tosi (ripresi da Alberto Spiazzi)
Allestimento del Teatro alla Scala
(2012.10.11追記)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◎ 多分10月4日のレポートだと思いますが、グリゴーロのロドルフォは、すばらしかったそうです。
「.....全幕を通して、何度もオーケストラは、声より優位に立っていたが、あのロドルフォ役のヴィットリオ・グリゴーロの安定してすばらしく際立った声は別格だった。......実際、グリゴーロは、ちょっと歌っただけで観客の心をつかんだ。そのことは、最も有名な"Che gelida manina" への大喝采で裏付けられる。」(全文はこちら)
右の写真は、ムゼッタ役のプリティー・イェンディPretty Yendeのfacebookからもらってきました。
(2012.10.10追記)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◎9月28日はアグレスタ、4日はゲオルギューのミミでした。アンジェラ姉さん、写真をいろいろアップしてくれてありがとう.....4日のカーテンコールと公演後の写真をゲオルギューのフェイスブックからもらってきました。
ゲオルギューは二人のロドルフォについて、「ヴィットリオ・グリゴーロは素晴らしくて情熱のかたまり、イタリア人ね。ピョートル・ベチャラはとてもロマンティック。両方とも素晴らしい声だわ。」とインタビューで語っています。オペラフォーラムで、28日の公演について「マリア・アグレスタの力強さ、フレージング、ピアニッシモに感動した。ヴィットリオ・グリゴーロは情熱的で生き生きと歌った。」とコメントがありました。若い指揮者ダニエレ・ルスティーオーニの評判もいいようです。
(2012.10.6追記)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◎以下2011.9.28記載9月26日から10月26日までミラノ・スカラ座では1963年から上演されているフランコ・ゼッフィレッリの「ボエーム」が始まりました。ロドルフォはヴィットリオ・グリゴーロとピョートル・ベチャラの二人、グリゴーロは9月28,10月4, 8, 12日と4公演、あとの7公演はベチャラです。
初日には、フランコ・ゼッフィレッリ(Franco Zeffirelli, 1923.2.12 - )が舞台際の総監督の席に居たとか....リハーサルにも立ち会ったんでしょうか....右の写真のように痩せていますが元気そうです。
プレミエは、ゲオルギューのミミとロドルフォはベチャラだったんですが、24日のグリゴーロとのドレスリハーサルの写真がゲオルギューのfacebookにたくさんアップされています。そこから数枚もらってきました。グリゴーロもfacebookで、24日のドレスリハーサルは僕にとってのプレミエのようなものだった....素晴らしいチームの「ボエーム」だよ.....と報告しています。
スカラ座は、オペラ歌手にとっては、やはり特別な場所のようで、ゲオルギューも、皆によくスカラ座なんかに出るわね、あんな怖い所に...みたいに言われると言っていますし、グリゴーロも「スカラ座は、他の劇場とはちょっと違う....(観客の)要求が厳しくてなかなか満足してくれない」というようなことを言っています。グリゴーロは今晩、28日が初日ですが、彼自身にとって満足のいく公演になればいいと思います。
9月28日:マリア.アグレスタ Maria Agresta イタリア、サレルノ出身 メゾからソプラノに転向
10月4,8日:アンジェラ・ゲオルギュー Angela Gheorghiu 1965.09.07- ルーマニア
10月12日がアニタ・ハルティッヒAnita Hartig 1983年ルーマニア
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ミラノ・スカラ座 2011-2012シーズン発表( 2011.4.15 Teatro alla scala) ☆ リゴレットはLuc Bondyの新演出からGilbert Defloの旧演出に(2012.5.3確認)