めずらしいものが出ました。膝上録音ですが、けっこうよくとれています。前年の2000年には、コンサートとはいえ、最年少スカラ座デビューを飾り、グリゴーロ自身も「これで、イタリアでオペラ歌手としてやっていける....」と思った時期ですね。
グノーの「ロメオとジュリエット」はシェイクスピアを下敷きにしていますが、こちらは、イタリアのもともとのお話をもとに作曲されました。ロメオはメゾ、ジュリエッタはソプラノ、テバルドはジュリエッタの従兄弟ではなく親が決めた婚約者で、敵役ではなく、テノールが歌います。最近では、ガランチャ、ネトレプコ、カレイヤとかでやってます。テバルドのアリアとカヴァレッタは、コンサートでも単独で取り上げられていて、ファン・ディエゴ・フローレスが、舞台で演じたかどうかは知りませんが、コンサートではよく歌っているようです。YouTubeで "È serbata(o)"で検索するとヒットします。
ラヴェンナ音楽祭:ベッリーニ生誕200年記念《カプレーティとモンテッキ》 2001年6月22,27,29/7月1日
OMAGGIO A VINCENZO BELLINI (1801-1835)
指揮:ジュリアン・コバチェフJulian Kovatchev
演出: クリスティーナ・ムーティ 新演出
舞台:Ezio Antonelli
衣裳:Alessandro Lai
キャスト:
カペッリオ(ジュリエッタの父):Alberto Rota
ロレンツォ:Alex Esposito
ジュリエッタ:Roberta Canzian,Irina Iordachescu
ロメオ:Marianna Kulikova
テバルド:ヴィットリオ・グリゴーロ
ラヴェンナ音楽祭青少年管弦楽団/テアトロ・アリギエーリ ※詳細:ラヴェンナ音楽祭アーカイヴ
この公演は、指揮者のムーティ夫人であるクリスティーナさんの演出で、『若い人を売り出すための挑戦』だったそうです。
★コリエレ・デッラ・セーラのアーカイヴ
Cristina Muti regista lirica «Sfida per lanciare i giovani»(2001.6.18)
Giulietta e Romeo, magie al computer(2001.6.23) 好評だったようです。
ラヴェンナ音楽祭は、1991年にリッカルド・ムーティ夫人のクリスティーナさんが中心となって始めた夏の音楽祭。オペラだけでなく、室内楽、オーケストラコンサート、宗教音楽、バロック音楽、現代音楽など、幅広い分野の演奏が行われる。リッカルド・ムーティがスカラ座やウィーン・フィルを率いて毎年音楽祭に登場していたので、世界中から注目される音楽祭となった。
グリゴーロの過去の公演記録を気の向くままネットであさっていますが、2001年までは、所謂「小さい役」でお勉強、2002年以降、「大きい役」に移って行きます。今まで判明したものは下記の通りです。
2001年、24才までのヴィットリオ・グリゴーロ年譜
★1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:パヴァロッティ感動、Pavarottinoと呼ばれる
☆1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受ける
☆1996年(19才):ロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
☆1996年(19才):ウィーンとスパラート(クロアチア)で《イタリアのトルコ人》ドン・ナルチーゾ
★1999年11月(22才):メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
2000年3月:徴兵義務を免除される
★2000年4月29〜5月3日(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン
☆2000年?:カリアリオペラ劇場《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ 大成功
★2000年11月16日:ミラノ・スカラ座ムーティ指揮「オープニングコンサート」スカラ座デビュー最年少
★2000年11月29〜12月16日:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《さまよえるオランダ人》舵取り
★2001年1月24〜 2月4日:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《ランスへの旅》
★2001年4月4〜13日(24才):ボローニャ歌劇場 ベニーニ指揮《一日だけの王様》イヴレーア伯爵
★2001年4月22日 :ピアチェンツァ・Municipal歌劇場 ベニーニ指揮《一日だけの王様》
★2001年6月〜7月1日:ラヴェンナ音楽祭 J.コヴァチェフ指揮《カプレーティとモンテッキ》テバルド
★2001年9月26〜30日:ロヴェレート国際モーツァルト祭 アイヴォー・ボルトン (Ivor Bolton)指揮
☆2001年11月:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《ファルスタッフ》フェントン
グノーの「ロメオとジュリエット」はシェイクスピアを下敷きにしていますが、こちらは、イタリアのもともとのお話をもとに作曲されました。ロメオはメゾ、ジュリエッタはソプラノ、テバルドはジュリエッタの従兄弟ではなく親が決めた婚約者で、敵役ではなく、テノールが歌います。最近では、ガランチャ、ネトレプコ、カレイヤとかでやってます。テバルドのアリアとカヴァレッタは、コンサートでも単独で取り上げられていて、ファン・ディエゴ・フローレスが、舞台で演じたかどうかは知りませんが、コンサートではよく歌っているようです。YouTubeで "È serbata(o)"で検索するとヒットします。
(2012.10.7追記)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◎以下2008-12-06記載ラヴェンナ音楽祭:ベッリーニ生誕200年記念《カプレーティとモンテッキ》 2001年6月22,27,29/7月1日
OMAGGIO A VINCENZO BELLINI (1801-1835)
指揮:ジュリアン・コバチェフJulian Kovatchev
演出: クリスティーナ・ムーティ 新演出
舞台:Ezio Antonelli
衣裳:Alessandro Lai
キャスト:
カペッリオ(ジュリエッタの父):Alberto Rota
ロレンツォ:Alex Esposito
ジュリエッタ:Roberta Canzian,Irina Iordachescu
ロメオ:Marianna Kulikova
テバルド:ヴィットリオ・グリゴーロ
ラヴェンナ音楽祭青少年管弦楽団/テアトロ・アリギエーリ ※詳細:ラヴェンナ音楽祭アーカイヴ
この公演は、指揮者のムーティ夫人であるクリスティーナさんの演出で、『若い人を売り出すための挑戦』だったそうです。
★コリエレ・デッラ・セーラのアーカイヴ
Cristina Muti regista lirica «Sfida per lanciare i giovani»(2001.6.18)
Giulietta e Romeo, magie al computer(2001.6.23) 好評だったようです。
ラヴェンナ音楽祭は、1991年にリッカルド・ムーティ夫人のクリスティーナさんが中心となって始めた夏の音楽祭。オペラだけでなく、室内楽、オーケストラコンサート、宗教音楽、バロック音楽、現代音楽など、幅広い分野の演奏が行われる。リッカルド・ムーティがスカラ座やウィーン・フィルを率いて毎年音楽祭に登場していたので、世界中から注目される音楽祭となった。
グリゴーロの過去の公演記録を気の向くままネットであさっていますが、2001年までは、所謂「小さい役」でお勉強、2002年以降、「大きい役」に移って行きます。今まで判明したものは下記の通りです。
2001年、24才までのヴィットリオ・グリゴーロ年譜
★1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:パヴァロッティ感動、Pavarottinoと呼ばれる
☆1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受ける
☆1996年(19才):ロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
☆1996年(19才):ウィーンとスパラート(クロアチア)で《イタリアのトルコ人》ドン・ナルチーゾ
★1999年11月(22才):メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
2000年3月:徴兵義務を免除される
★2000年4月29〜5月3日(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン
☆2000年?:カリアリオペラ劇場《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ 大成功
★2000年11月16日:ミラノ・スカラ座ムーティ指揮「オープニングコンサート」スカラ座デビュー最年少
★2000年11月29〜12月16日:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《さまよえるオランダ人》舵取り
★2001年1月24〜 2月4日:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《ランスへの旅》
★2001年4月4〜13日(24才):ボローニャ歌劇場 ベニーニ指揮《一日だけの王様》イヴレーア伯爵
★2001年4月22日 :ピアチェンツァ・Municipal歌劇場 ベニーニ指揮《一日だけの王様》
★2001年6月〜7月1日:ラヴェンナ音楽祭 J.コヴァチェフ指揮《カプレーティとモンテッキ》テバルド
★2001年9月26〜30日:ロヴェレート国際モーツァルト祭 アイヴォー・ボルトン (Ivor Bolton)指揮
☆2001年11月:ボローニャ歌劇場 ガッティ指揮《ファルスタッフ》フェントン