オランジュ音楽祭「ボエーム」のリハーサル中のインタビュー、グリゴーロ夫妻が滞在していたヴィルヌーヴ・レゼビニョン(Villeneuve-lez-avignon)の人里離れたホテルの庭園で会ったそうです。なかなか興味深い記事"An Italian in Provence: Vittorio Grigolo’s La bohème" です。古代ローマ劇場の音響についてとか「ボエーム」の今回の演出のこと、グリゴーロが描くロドルフォの人物像について、コヴェントガーデンの「リゴレット」での指揮者サー・ジョン・エリオット・ガーディナーSir John Eliot Gardiner とプロダクションについて、いろいろ語っていますが、次のアルバムについて話しています。
前に「グリゴーロはローマでレコーディング中......フェデラーはテニス=ローマ大会で試合中」で紹介したようにローマで次のアルバムを録音したということを記事にしましたが、どういう内容なのかは全然発表されませんでした。全く予想していなかった内容ですが、グリゴーロは子供の頃にバチカンで音楽の基礎を学び、毎日ソルフェージュとカリッシミやパレストリーナを歌い、歌手に必要なあらゆることと「音楽を聴衆に示す方法」を学んだそうです。宗教(教会)音楽は、グリゴーロの音楽の基盤というか根底にあるものですから、はずせないとうことですね。これはすごく楽しみ、10月が待ち遠しいです。
「10月にはニューアルバム"Ave Maria" がリリースされます。僕の子供時代のバックグラウンドはシスティーナ礼拝堂の聖歌隊でした。一週間かけて僕が子供の頃に歌った歌を捜したりしましたが、なかなかうまくいかなくていくつかは自分自身で書き直したりしました。録音されたことがない曲もいくつかあります。宗教音楽、今現在の宗教音楽で “Panis Angelicus” とかだけではありません。グノーとモーツアルトだけではなくて今まで誰も聞いたことがない新しい魅力的な"Ave Maria" もあります。いくつかの曲をシスティーナ礼拝堂聖歌隊の子供たちと一緒に歌いましたが、これは素晴らしいサプライズになると思います。」 インタビュー記事から
メモ:グリゴーロとバチカン
グリゴーロは、9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でトスカナのアレッツォからローマに引っ越す。14才までの5年間、バチカンで音楽教育と初等教育も受ける。11才からソリストを務め、声楽以外にピアノ、ギター、トランペットを習う。毎日ソルフェージュとカリッシミやパレストリーナを歌い、最終目的は、どんな楽譜でも音叉を 使って無伴奏で歌えるようになることだったそうです。
オランジュ音楽祭で「ボエーム」を見に行かれたaimeloperaさんが、「7月1日:午前10時半 オランジュの 【ノートルダム寺院 】で行われたコレジィ合唱団のミサに [親切な参加] とプログラムされて居ました。」と教えて下さいました。リハーサルの合間に教会で歌の奉仕をしてるんですね。ロサンゼルス郊外のサンタモニカ(だったかな)のカトリック教会でも、時々歌っているようですし、グリゴーロは「小さい頃から教会っ子」だったと言っていますが今どきめずらしい.....
システィーナ礼拝堂聖歌隊についての記述のある記事:
フランスの音楽誌 "Classica"3月号にグリゴーロの記事:Vittorio Grigolo,Le nouveau tenor
ヴィットリオ.グリゴーロのインタビュー(2011.1.24) グラディエーターと同じ....
ニューヨーク・タイムズにヴィットリオ・グリゴーロの(センセーショナルな)紹介記事(2010.10.14)
”Opera News” 9月号 Vittorio Grigolo :まさしく21世紀の産んだもの、現代の生き物そのもの
前に「グリゴーロはローマでレコーディング中......フェデラーはテニス=ローマ大会で試合中」で紹介したようにローマで次のアルバムを録音したということを記事にしましたが、どういう内容なのかは全然発表されませんでした。全く予想していなかった内容ですが、グリゴーロは子供の頃にバチカンで音楽の基礎を学び、毎日ソルフェージュとカリッシミやパレストリーナを歌い、歌手に必要なあらゆることと「音楽を聴衆に示す方法」を学んだそうです。宗教(教会)音楽は、グリゴーロの音楽の基盤というか根底にあるものですから、はずせないとうことですね。これはすごく楽しみ、10月が待ち遠しいです。
「10月にはニューアルバム"Ave Maria" がリリースされます。僕の子供時代のバックグラウンドはシスティーナ礼拝堂の聖歌隊でした。一週間かけて僕が子供の頃に歌った歌を捜したりしましたが、なかなかうまくいかなくていくつかは自分自身で書き直したりしました。録音されたことがない曲もいくつかあります。宗教音楽、今現在の宗教音楽で “Panis Angelicus” とかだけではありません。グノーとモーツアルトだけではなくて今まで誰も聞いたことがない新しい魅力的な"Ave Maria" もあります。いくつかの曲をシスティーナ礼拝堂聖歌隊の子供たちと一緒に歌いましたが、これは素晴らしいサプライズになると思います。」 インタビュー記事から
メモ:グリゴーロとバチカン
グリゴーロは、9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でトスカナのアレッツォからローマに引っ越す。14才までの5年間、バチカンで音楽教育と初等教育も受ける。11才からソリストを務め、声楽以外にピアノ、ギター、トランペットを習う。毎日ソルフェージュとカリッシミやパレストリーナを歌い、最終目的は、どんな楽譜でも音叉を 使って無伴奏で歌えるようになることだったそうです。
オランジュ音楽祭で「ボエーム」を見に行かれたaimeloperaさんが、「7月1日:午前10時半 オランジュの 【ノートルダム寺院 】で行われたコレジィ合唱団のミサに [親切な参加] とプログラムされて居ました。」と教えて下さいました。リハーサルの合間に教会で歌の奉仕をしてるんですね。ロサンゼルス郊外のサンタモニカ(だったかな)のカトリック教会でも、時々歌っているようですし、グリゴーロは「小さい頃から教会っ子」だったと言っていますが今どきめずらしい.....
システィーナ礼拝堂聖歌隊についての記述のある記事:
フランスの音楽誌 "Classica"3月号にグリゴーロの記事:Vittorio Grigolo,Le nouveau tenor
ヴィットリオ.グリゴーロのインタビュー(2011.1.24) グラディエーターと同じ....
ニューヨーク・タイムズにヴィットリオ・グリゴーロの(センセーショナルな)紹介記事(2010.10.14)
”Opera News” 9月号 Vittorio Grigolo :まさしく21世紀の産んだもの、現代の生き物そのもの